航空セクター、国内と国際線ともに需要回復傾向
経済
国内航空会社は、国内線と国際線と共に堅調維持の傾向にある。国家統計委員会がまとめた資料によると、国内線乗客は前年同期比23.5%増の13万4000人、国際線は25.8%増の約19万3000人に上ったという。一方、業界全体の同期売上は、前年より3.4%増の1194億トゥグルグに達したことを分かった。売上は決して幅の大きい伸び率と言えないが、目立った乗客伸び率は需要回復を示す。
一方、国内線専用のエズニス・エアウェイズは事業復活を発表。今年8月から、ボンバルディアDHC8-400型機によるホブド路線、ウルギー路線、オラーンゴム路線への定期運航を開始。また、ムルン路線とダランザドガド路線へ一時運行を行う計画だ。アエロ・モンゴリア社が、受注したエンブラエルERJ145型機を引き渡された。
航空セクターに関して需要は回復傾向にあるが、課題も依然として山積みだ。国際線は航空券が高く、便数が少ないことが度々指摘される。一方、政府も2018~20年における事業民営化案を固めており、その一環で、ミアット・モンゴル航空の49%権益を民営化する方針だ。航空規制緩和を行なえば、航空会社のサービス向上とチケットも安くなるとの期待がある。