Ulaanbaatar
政府、3つのADB支援を署名
経済 政府とアジア開発銀行（ADB）は12月20日、5県の下水処理所建設事業に係る2000万米㌦の緩やかな条件付き借款、ウランバートル市ゲル地区開発事業に係る5300万米㌦の無償資金協力、家庭内暴力の根絶及び防止に係る300万米㌦の無償資金協力といった3つの資金協力に署名した。署名式後、ヨランダ・フェルナンデス・ロッメンADB駐在代表は、ゲル地区の衛生問題に触れ、「衛生管理が行き届いていない」と指摘。ゲル地区の開発事業は衛生管理向上及び住民の快適な暮らし実現に向けた、と強調した。一方、家庭内暴力の根絶及び防止に係る事業は、被害者一時保護施設の設置、被害者に対する支援の質の向上と充実化を図る、と語った。一方、チメド・フレルバータル財務大臣は、ボルガン県とフブスグル県、ヘンティー県、ドンドゴビ県、スフバートル県で下水処理所が建設されると言明した。さらに、ゲル地区開発に関して「戸数が1万戸のエコ団地が建設される」と述べ、「約1500戸は賃貸住まい、5500戸は世帯収入に基づく価格設定の住まい、残りは市場向け住まい」と発言した。
