フレルスフ大統領が小林大使と会談、モンゴル日本外交関係樹立50周年を年中行事として盛大に祝賀する

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-02-01 13:35:05


114日、オフナー・フレルスフ大統領が小林弘之駐モンゴル日本国特命全権大使と会談し、本年のモンゴル日本外交関係樹立50周年記念関連事業に関して意見交換した。冒頭、フレルスフ大統領は2022 年を「モンゴル日本青年交流促進年」としての満足感を示し、両国の外交関係樹立50周年記念事業の盛大な祝賀を再確認した。

 小林大使は外交関係樹立50周年記念関連事業に関して説明した。そのほか、50周年に当たり相互のハイレベル訪問を実施し、戦略的パートナーシップ関係の強化を確認した。大使は特に両国の将 来を担う若い世代を対象の数多くのイベントを開 催する意向を示した。フレルスフ大統領は、戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画(2017~2021)の成功裡に実施されたことに言及し、今年は次の中期行動計画に合意する重要性を強調した。両氏は両国の貿易、投資、ビジネス協力促進について意見交換した。小林大使は大統領が創案した「10億本の植林」運動は世界気候変動対策として重要な一歩であると、今後も緊密な協力意志を表明した。モンゴル日本外交関係樹立50周年記念日は224日に当たる。これに関連し、モンゴルのバトスンベル・ムンフジン外務副大臣と小林弘之駐モンゴル日本国特命全権大使らが117日、外務省で共同記者会見を開いた。



 ムンフジン外務副大臣は「モンゴルと日本は外交関係を樹立して半世紀を迎えた記念周年は、年間を通じて盛大に祝賀する予定である。モンゴルと日本両国民 の友好関係を強化する様々なイベントを開催する」と発言した。記念事業では、ハイレベル相互訪問の実施、学術会議、記念レセプション、写真展開催、青年交流の実 施のほか、ドキュメンタリー、両国の外交関係50周年記念本、記念切手の制作、ビジネスフォーラムの開催などが予定されている。

 小林大使は「モンゴルが民主化へ移行して以来、日本政府は中小学校の施設改築と拡張事業、太陽橋、モンゴル日本病院、ウランバ ートル市水供給改善計画、チンギスハーン国際空港新設などモンゴルの持続可能な発展に不可欠となった社会・経済分野への支援を実施してきた。日本政府は国費外国人留学生プログラム、人材育成奨学計画、工学系高等教育支援プロジェクト(1000人エンジニア)を実施している。在モンゴル日本国大使館は草の根・人間の安全保障無償資金協力の一環で地方の教育と保健分野で516件のプロジェクトを実施した。さらに250億円の 新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款の供与が決定されている。

 日本のこれまでの支援に対するモンゴル国民の感謝の言葉を直接に聞くことができ、モンゴルに務める外交官として大変光栄である」と、本年実施される様々な事業を通じて相互理解と相互信頼が強化され、両国関係の更なる発展に繋がることを期待すると述べた。

 モンゴル政府は日本国との外交関係樹立を幅広い範囲で祝賀してきた恒例がある。政府は昨年98日付の閣議で2022年を「モンゴル日本青年交流促進年」として宣言し、組織作業部会を設置した。部会長をバトムンフ・バトツェツェグ外務大臣が務める。