シンガポールはモンゴル企業に投資
経済
(ウランバートル市、2024年8月15日、国営モンツァメ通信社)モンゴル商工会議所で2日間開催されたモンゴル・シンガポール・ビジネス・フォーラムで以下の点が議論された。
モンゴル・シンガポール間のビジネス関係と協力は主に投資に基づいている。
モンゴルの企業が東南アジア市場に参入する際、シンガポールが玄関口となっている。その際、シンガポールは資金を投資するだけでなく、東南アジア市場に参入するモンゴル企業を管理・訓練し、ビジネス・パートナーとなるよう支援も行っていることが2国間協力の主な推進力となっている。
M.ビルグーンデンベレル在シンガポール・モンゴル国特命全権大使顧問は、「従って、直接のビジネス・チャンスを活用して投資や貿易協力を行う企業の代表者が同フォーラムに出席したことが特別な出来事である」と指摘した。同氏はまた、「モンゴルのビジネス・経済関係と協力は、シンガポール・ビジネス協会を通じて実施されている。これは、シンガポールで活動する多くの企業が同協会に登録されているためである。全てのビジネス関係と連携は同協会を通じて行われる。同協会は単一窓口政策により活動しているため、同協会を通じたビジネス、貿易、経済の各分野におけるモンゴルの協力関係は将来多くの機会を開くことになると確信している」と述べた。
2025年はモンゴルとシンガポールの国交樹立55周年にあたる。
両国のビジネス関係と協力がどの部門で最も発展しているかを尋ねた。モンゴルとシンガポールの間で、持続可能な開発、建設計画、輸送・物流、エネルギーなどの主要分野でのプロジェクトとプログラムの実施が可能である。また、シンガポールの発展経験を導入するなどの多面的な協力関係が拡大する。更に、保健、医薬品、食糧生産、土壌修復などの10以上の部門で協力が可能となる。
現在、モンゴルとシンガポールは、鉱業、教育、サービス、人材育成、国家公務員の資格取得、能力向上において協力している。
モンゴルに約30社のシンガポール人投資企業がある。その大多数は、貿易、ケータリング業、地質、鉱業、採掘、銀行・金融業に属している。
在シンガポール・モンゴル国大使館と「リバティ・パワー」社が共催した2国間ビジネス・フォーラムにシンガポールの20社以上の代表者、モンゴルの40社以上の代表者が出席した。