フレルスフ大統領:世界に「モンゴル」という名を刻む上で、鍛冶屋たちが特別な役割を果たした

政治
montsushin@montsame.gov.mn
2025-05-03 23:00:13

(ウランバートル市、2025年5月3日、国営モンツァメ通信社)5月1日、オフナー・フレルスフ大統領の後援の下、「モンゴル鍛冶屋の伝統と革新」第一回フォーラムが開催された。フレルスフ大統領は同フォーラムの開会式で開会の辞を述べた。


敬愛なる鍛冶屋の皆様!


本日、私たちは先祖から受け継がれてきた文化遺産と鍛冶の発展について語り合い、この分野が直面している課題を検討し、今後の方針と目標を設定するために集まっている。


鍛冶屋の作品は、その民族の生活様式、象徴、文明、習慣、信仰など、社会の価値観を一つにまとめた、比類のない貴重な文化遺産である。従って、モンゴルの鍛冶屋の作品を、モンゴルの歴史、民族学、文明と結びつけて研究し、広く宣伝・普及させるべきである。とりわけ、モンゴルの鍛冶屋たちが築いてきた数千年にわたる発展の歴史、成果、唯一無二の美的特徴を世界に宣伝するとともに、次世代に伝承することが私たちの責務である。

 

モンゴルの鍛冶工芸を文化的な創造産業として発展させることは、観光産業を促進し、モンゴルを世界に広く宣伝する上で重要な役割を果たす。政府政策は、鍛冶屋たちの知恵を保護し、次世代に伝承するために実施されるべきである。従って、皆様が同フォーラムを通じて、業界が直面している課題について議論し、今後の方針と目標を設定し、業界の発展に向けた提案や発案を出し、成果を上げることを確信している。


特に、同業界の法制度やビジネス環境を国際基準や規制に合致させ、資金調達や購買システムを改善し、文化的創造産業における同業界の役割やリーダーシップを向上させ、輸出や観光市場を拡大するなど、解決策を共に確定し、進展を達成すべきである。


また、鍛冶屋の未来を担う若い世代と人材を段階的に育成・教育する制度を更に充実させ、改善しなければならない。このため、関係省庁および行政機関が、取り組むことが求められている。更に、この全国フォーラムを4年ごとに開催することが望ましい。


先祖の鍛冶の技と知恵を継承し、次世代に伝え、祖国の歴史と文化遺産を創り続けている鍛冶屋の皆様の活躍が輝き、技が冴えわたり、目が鋭く、金床の音が高らかに響き渡ることを心よりお祈り申し上げる。