モンゴル国民の韓国査証条件緩和に関する検討
政治
(ウランバートル市、2025年8月2日、国営モンツァメ通信社)ダシゼグベ・アマルバヤスガラン国会議長は、スイス・ジュネーブ市で開催中の第6回IPU世界議長会議に出席する際、7月30日、ウ・ウォンシク韓国国会議長と会談を行ったと国会報道官が発表した。
会談で、アマルバヤスガラン議長は、ウ・ウォンシク議長の2025年4月の公式訪問以来、再会の喜びを表した。また、民主主義、人権、市場経済を重んじる共通の価値観を有し、我が国の重要な「第三の隣国」であり、東北アジア地域における親密なパートナーである韓国との関係および協力を、さらに深め強化していく決意を強調した。
さらに、韓国のソフトローンによりモンゴルで実施されている「10県庁所在地火力発電所建設」プロジェクトで直面している課題を速やかに解決し、新たな施工業者の選定にご配慮いただくよう要請した。
また、両国の国民が対等な条件で相互に往来できる環境整備、ならびに医療・人道的、その他の尊重される理由により韓国を訪問するモンゴル国民に対する査証(ビザ)要件の緩和、さらには韓国の入国審査においてモンゴル国民が送還される事案に関して、韓国国会として特に配慮を講じるよう求めた。
ウ・ウォンシク韓国国会議長は韓国側がモンゴルへの公式訪問を踏まえ、「10県庁所在地火力発電所建設」プロジェクトを短期間で正常な状態に戻し、円滑に推進することに注力していると強調した。また、モンゴル国民の韓国渡航条件の緩和についても検討していることを明らかにした。具体的に、電子ビザの発給、在モンゴル韓国大使館の領事職員の増員、団体旅行で訪れる国民に対するビザ手続きの簡素化などの可能性を検討していると述べた。
双方は、モンゴルへの公式訪問時に合意された経済分野における実質的な協力関係の強化について、意見を交わした。