フレルスフ大統領は習近平国家主席と会談

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-09-03 09:52:09

(ウランバートル市、2025年9月3日、国営モンツァメ通信社)9月2日、フレルスフ大統領は、中国の習近平国家主席と北京市で会談した。


冒頭、中国の習近平国家主席は上海協力機構(SCO)の首脳会議および抗日戦争勝利80年式典への出席に対し、モンゴル国大統領に謝意を表した。



レルスフ大統領は、習近平国家主席の招請により、上記の行事に参加していることに喜びを表明し、この勝利の過程において、モンゴル人民革命軍がソ連軍とともに中国東北部の解放作戦に参戦し、尊い命を捧げて英雄的な貢献を果たしたことが強調した。


両国の首脳のリーダーシップのもと、モンゴルと中国の「包括的戦略的パートナーシップ」は全分野で拡大・発展し、政治的な相互理解および信頼が一層深まり、地域諸国の協力関係の模範となっていることを双方が強調した。



双方は、両国の関係と協力、特に貿易・経済、国境を越える鉄道インフラ整備、再生可能エネルギー、環境、農業、軽工業などの分野における協力を促進するための具体的な課題について意見交換を行い、共通の認識に至った。


また、両国首脳が合意した「二国間貿易を200億米ドルに拡大」という目標の一環として、モンゴルからの鉱産資源の輸出拡大、ガショーンソハイト〜ガンツモド国境検問所の鉄道建設開始に関連し、シベーフレン〜セへー、ビチグト・ズーンハタブ、ハンギ〜マンダルといった国境検問所における鉄道接続事業を前進させること、さらに再生可能エネルギー関連プロジェクトを共同で推進することなどを、モンゴル側から提案した。



これに対し、習近平国家主席は、両国が共同で推進しているガショーンソハイト〜ガンツモド国境検問所鉄道、エルデネブレン水力発電所、ならびに大統領の名を冠した「プレジデント・スポーツ・コンプレックス」複合施設建設などのプロジェクトについて、二国間協力の重要な成果であることを強調した。

また、中国側が提唱してきた提案・イニシアティブに対し、モンゴル側がこれまで一貫して支持を示してきたことに謝意を表明し、これらの枠組みの中で二国間および多国間の協力をさらに発展させることが可能であると強調した。

具体的に、2026年にウランバートル市で開催予定の「国連砂漠化対処条約第17回締約国会議(COP17)」の開催に向けて、両国が協力していくことで合意した。

さらに、以下の協力文書に署名した。

1.「モンゴルから中国への蜂蜜輸出時の検査・検疫・獣医衛生要件に関する、モンゴル食糧・農業・軽工業省と中国税関総署との間の議定書」

2.「動植物の国境通過時の検疫技術協力に関する、モンゴル食糧・農業・軽工業省と中国税関総署との間の覚書」

3.「規格・度量衝分野における協力に関する、モンゴル規格・度量衝庁と中国国家市場監督管理総局との間の覚書」

4.「適合性評価分野における協力に関するモンゴル規格・度量衝庁と中国国家市場監督管理総局(国家認証認定監督管理委員会)との間の覚書」

5. モンゴル国営通信社『モンツァメ』と中国メディアグループとの間の相互理解に関する覚書