「世界馬の日」に関する決議が可決

政治
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-06-04 16:32:58

(ウランバートル市、2025年6月4日、国営モンツァメ通信社)6月3日に開催された第79回国連総会の本会議において、オフナー・フレルスフ大統領が発案した「世界馬の日」に関する決議が、モンゴル代表の主導により審議され、採択された。

モンゴルが提案した「世界馬の日」に関する決議には、オーストリア、バーレーン、ブラジル、韓国、中国、ベネズエラ、カタール、レソト、モロッコ、ロシア連邦、ポルトガル、ドイツ、タイ、トルコ、日本および中央アジアの5ヵ国を含む、56か国が共同提案国として参加した。


同決議に基づき、今年7月11日に『世界馬の日』が世界各国で初めて記念されることとなった。


国連食糧農業機関(FAO)のデータによると、現在、世界で約5700万頭の乗用・作業用の馬が飼育されており、乗馬や運搬、馬術競技、観光、レクリエーションの他、医療や 食品製造など幅広い分野で利用されている。



一方、近年は技術革新や経済の多様化、気候変動、環境の変化、生活様式の変容など複合的な要因により、世界的に馬の飼育頭数は減少傾向にある。これに伴い、品種保存や馬産業への関心の低下も指摘されている。


こうした状況を受け、古くから馬と共生し、豊かな馬文化と伝統を受け継いできた騎馬民族・遊牧民の代表として、フレルスフ大統領は、馬の価値への国際的関心を喚起し、その重要性を伝えるとともに、市民の関与を促進するため、毎年7月11日を「世界馬の日」とする決議案を国連総会に提出した。