新政府、成立100日間の活動成果を報告

政治
arvis@montsame.mn
2016-11-09 09:07:23

 2016年の総選挙でモンゴル人民党が勝利し、新政府が単独で成立した。10月31日で、新政府成立100日間を迎えた。27日、J.エルデネバト首相は記者会見を開き、政府100日間の事業成果や承認政策、今後4年間の政府活動などを報告した。

現政府は歴史的な経済困難時に成立したが、この経済困難を短期で克服し、雇用創出、所得のある安全・快適な住環境を整備すると約束している。このため、対策事業計画を迅速に作成し、実現を目指している。2016年度の補正予算案も迅速に作成し、臨時通常国会で承認された。現在、2017年度の国家予算案を作成し、国会へ上程している。経済困難克服案も作成し、国家安保委員会で審議させ、国会へ上程した。また、今後4年間の施政方針も国会で承認された。
さらに、政府は経済回復の最初のステップは国産化を支援し、本格的な雇用を創出し、実質所得の増加を目指
す。また、輸入国から輸出国にするため様々な対策を講じている。
一方、タワントルゴイ炭鉱開発、タワントルゴイ発電所、タワントルゴイ炭鉱~ガショーン・ソハイト国境検問所線の鉄道建設事業などを進める計画である。税金や社会保険手数料を滞納しているという理由で口座を凍結した企業が多いが、現在、税金滞納のある3993社の口座凍結を解除した。一部の企業の幹部の外国出入禁止も解除した。
年間売上15億以下の企業に減税するため、法人税法の改正法案を国会へ上程している。外国からの投資額が減り、商業活動が停滞したなど多くの困難がある。外国投資額を増やすため、外国投資家がモンゴルでビジネスをする際に、どのような困難があるか、モンゴルへの投資がなぜ減っているかを調べるため、内閣官房庁の管轄作業部会を
設置した。社会保障では、高齢者に恩給を支給すると決定した。12万2000人の高齢者に向け、年間10万~50万トゥグルグの助成金受給法案を作成した。遊牧民の年金支給は5年間前倒しにした。2016~2017学期では、大学授業料を増額しないよう規制し、これは家庭への負担を軽減することができた。
教育ローン基金を設置し、貸付規則を承認し、今年は7万人の学生に学費用のローンを与える。年利8%の住宅ロ
ーンを継続し、その対象住宅面積を80㎡から100㎡までと大きくした。

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