高度準備態勢期間を5月31日まで延期!
政治
4月28日、災害対策の高度な準備態勢の期間を5月31日まで延期と、国家緊急事態委員会が決定した。
これに関してウルジーサイハン・エンフトゥブシン副首相兼金事態委員長が記者会見を開き「新型コロナウイルス感染が拡大し、世界で300万人も感染している。北隣国のロシアは状況がより悪化し、感染者数が8万7000人、アメリカでは100万人にも達している。モンゴルでは国内での感染者が確認されていないが、外国からの帰国者38人に感染が確認されている。このため、モンゴルでは感染リスクが高いままである。国際的に若者の感染例が多く、人間から動物に感染するケースもある。従って高度な準備態勢の期間を5月31日まで延期した」と強調した。この決議により、帰国者をアルタンボラグ、ザミーンウーデ国境検問所、ボヤントオハー空路検問所で受け入れ、国際飛行の運航停止も5月31日まで延期となる。
今回、職業訓練及び他の短期の室内教育活動を再開に関して審議したが、決断に至らなかったので、近いうちに再度審議し、閣議に決議を提出する予定と、副首相が述べた。ビチグト及びボルガン国境検問所で鉱物資源の輸出準備に関しても審議された。
ちなみに、モンゴル初の感染者となったフランス人が47日後に完治し、国立感染症センターから4月27日に退院し、エンフ・アマル保養所で隔離された。4月29日現在、38人の感染者が確認され、10人が完治し、28人が国立感染症センターで治療を続けている。