国会議長、アジア開発銀行の関係者と懇談
経済
ゴンボジャブ・ザンダンシャタル国会議長は8月10日、パウィト・ラマチャンダランアジア開発銀行(ADB)常駐代表をはじめとする関係者を政府庁舎に迎え、懇談した。
ラマチャンダラン常駐表はザンダンシャタル議長の再任を祝し、ADBは新型コロナウイルスの防疫強化のため、医療体制の能力向上を目的とした「健康-5」事業の一環で、災害時の医療体制強化のための医療機器調達に向けた3000万米㌦供与、社会福祉のための2640万米㌦資金供与などの支援、協力の概要について言及し、今後は約150万米㌦の無償資金を対モンゴル支援として供与するとした。
一方、ザンダンシャタル国会議長は新型コロナウィルス感染拡大予防へのモンゴル政府の措置、行動をADBが一貫してモンゴルを支援してくれたことに謝意を表明し、ADBの融資による事業、プログラムはモンゴルの発展に貴重な貢献をしていると強調した。さらに、モンゴル政府が経済活性化を目的に産業分野の発展、付加価値付け製品の輸出増加などに注力するなど政府方針について概要を述べた。
また、今年の7月にADBとモンゴル政府は「経済協力区域開発」事業に関する協定を締結した。この事業に当たり、モンゴル経済活性化、雇用創出拡大を目的に経済自由区域を設置する予定だ。モンゴル・ロシア・中国経済回廊を建設する目標を達成するため、自由区域の活動を支援し、インフラ整備、特に鉄道建設事業の迅速化にADBと協力していきたいと述べた。両側は同行の融資による事業、プログラムの効率と効果、及びADBの2021~24年の新パートナーシップ・プログラム推進に関して意見交換した。