バトゾリグ局長: 1ヶ月ほどバラセメントは生産しない

経済
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-08-10 15:47:10

建築・都市計画省のD.バトゾリグ 建材生産局局長にセメントの現状 について聞いた。


――フトゥル・セメント・ショホイ国有企業は9月1日までバラセメ ントの供給を一時中止という決定 を出しました。これがきっかけで 市場にセメントの不足が生じせん か。

同工場には6ヶ月に一回計画的な 工事が行われます。そのため、1ヶ 月の間にバラセメントは製造され ません。この分の需要を他の国内 企業が供給できます。フトゥル・ セメント・ショホイ社は国内市場 の25~30%占めています。他のモ ンセメント社とMAK社は市場の70% を供給しています。

 ――全国的に備蓄されているセメ ント量はどれくらいですか。

全国的に運営されている工場は 一日に1万トンのセメントを生産して います。例えば、モンセメント社 はドルノゴビ県とウランバートル の工場で一日に4500トン、MAK社が 3500トン、フトゥル・セメント・シ ョホイ社が2500トンの生産能力があ ります。7月1日からMAK社に470の 鉄道車両、フトゥル・セメント・ショホイ社に365の車両、モンセメ ント社に340車両の問題が解決され ました。国内市場において、セメ ント価格は輸送料、積み降ろし料 を含めて1トン26万5000~28万トゥグ ルグ。各工場は、自社の販売代理 店により販売しています。 

――セメントは建築分野の“パン”とも言われています。大手企業は国内需要を完全に満たせてい ますか。

モンゴルの国内需要は180万トンで あります。しかし、各大手企業の 工場の稼働能力は450万トンです。モ ンセメント社とMAK社、フトゥル・ セメント・ショホイ社の年間稼働 能力はそれぞれ100万トンです。ほか は中小工場になります。ここから みると、モンゴルは需要より倍も 多い工場があります。今後は調査 と研究に基づき工場を建設する必 要があるでしょう。今日の工場は 何が原因で支障が生じているかを 重視し、需給に関連付けるのが重 要でしょう。モンゴルは調査と計 算を用いた建材産業の開発に取り 組む時期が訪れました。現在稼働 している工場の運営を安定化した うえで、外国へのセメント輸出が 課題になっていくでしょう。

                                     

                                                                                                                                                                    Photo:MPA提供

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