近江八幡ロータリークラブ、国立母子センターに高額医療器具を寄贈
社会4月18日、モンゴル国立母子センターで、日本の近江八幡ロータリークラブと、現地ウランバートルロータリークラブとが共同事業で進めてきた2000万円相当の医療機器、医療器具などの寄贈式が開催された。日本からは近江八幡ロータリークラブ尾賀康裕会長を団長とする6人が出席した。寄贈品の主力は、世界最高水準の高額な純粋機(放射能やヒソも除去でき、感染防止に威力を発揮する。1時間で158ℓの水を95%純度にし、1トンの水を保管できる)で、その他、超音波装置、空気清浄器、患者用ベッド、ポータブルトイレ、車いすなど大小の医療器具が贈呈された。
国立母子センターは19年の歴史を有し、44の診療科がある。年間入院25万人、出産数は1万2000人に及ぶ全国唯一の産児専門病院だ。子どもの移植手術にも取り組む計画のある同センターにとって、純粋機は何よりも必要なものだった。今日までには4年の準備期間がかかった。この背景には、日本とモンゴルを結ぶ懸け橋の役割を果たしてきたモンゴル子供支援(IVNMC)代表・江口喜多枝さんの尽力があった。江口さんは、長年モンゴルの子どものために奉仕活動を続け、1015年にもモンゴル国立第三病院へ同様の純粋機一式の寄贈を行ったなどの功績がある。病院側代表の挨拶や尾賀会長、岡村遍導・事業担当役員、ナムスライIVNMCモンゴル代表らが口をそろえて江口さんに感謝の意を表した。