再生可能エネルギーの法律改正、固定価格は8~12米セント

経済
dashtseren@montsame.gov.mn
2019-06-18 11:01:36

 再生可能エネルギーの新規参入者向け買取価格競争及び公募入札実施に係る調整を図る改正法案がこのほど、国会を通過された。この法案は6月6日、国会本会議の採決にかけられ、62.8%の賛成率で成立された。固定買取価格は太陽光なら1kWが12米セン ト、風力なら8米セントとなった。

 一方、この法律立案者らは、通常の電気代に含まれる再生可能エネルギー発電促進賦課金を引き上げない機会だと主張し、既存発電力に対して再生可能エネルギーによる発電事業を連動させて開発促進が出来ると協調した。その上、行政は、どこでどれほど規模の再生可能エネルギー発電事業を開発していくか、どれほどの電力を買い取るか、といった事業計画を練る。

 国内の再生可能エネルギーによる発電量は、2億7000万kWで、その最大出力は国内発電源の18%を占める。アルマリク・トレイハン・エ ネルギー規制委員長は、モンゴルの実態を踏まえ、今後は開発推進に連れて細かい調整が必要になるため、今度の法律改正へ踏み切ったとした。現在、1379.8MW規模の太陽光や風力の発電事業に関する認可が交付されたという。