国立人形劇場、「オデュッセウス」を上演

カルチャー
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2025-10-21 08:56:52

(ウランバートル市、2025年10月21日、国営モンツァメ通信社)モンゴル国立人形劇場は、古代ギリシャの詩人ホメロスの同名叙事詩を題材にした、身体表現を主体とするパフォーマンス作品「オデュッセウス」を10月25日まで上演している。

本作は、大人を主な観客層に想定して制作されたノンバーバル人形劇である点が特徴である。劇場スタッフは、古代ギリシャの英雄オデュッセウスの波乱に満ちた物語を、現代的な人形芸術の表現を通して紹介したいとしている。

「人形劇は子ども向け」という従来の固定観念を打ち破り、大人の感性に響く深みのある表現を追求したこの試みは、モンゴル演劇界に新しい風を吹き込んでいる。

脚本と演出はB.アンフバータル氏、オデュッセウス役はA.ビルグーン氏、B.ボルガン氏、B.ビルグーン氏、P.エルデネザヤ氏が務め、ペネロペ役はE.ボドエルデネ氏、C.エルデネツェツェグ氏、E.ビルグーン氏が演じている。