ソウル市と環境に配慮した技術とサービス導入で協力

社会
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2023-05-29 13:49:51

 517日、韓国を訪問中のドルゴルスレン・スミヤバザル首都知事兼ウランバートル市長は、ソウル市総合交通管制センターやソウル市気候環境センターに訪れ、意見交換を行った。

2004年、ソウル市の公共交通システムが改革され、先進的なシステム構築に基づくソウル交通管理センターの運用が開始。駐車違反や公共交通機関の専用レーン走行における取り締まり、公共交通サービスの向上・拡充を図るための情報システムが導入された。交通管理システムは、高速道路、中央道路、交通信号制御、公共交通情報、エコカーに対する調整システム、無人車両試験などの多くのサブプラットフォームで構成される。天気情報は元より事故や交通量などの情報の受信だけでなく、タクシー位置情報の収集、平均渋滞時間も計算されると言う。市民は、モバイル・アプリのメッセージやライブ映像で交通量の情報を入手する。

 ウランバートル市の交通渋滞解決に向け統合交通管理および計画システムが導入されている。その一環で車両認証のRFIDシステムやLPRカメラ設置、スマート・カー・システムが導入中である。車両の統合電子サービスにはスマート・カー・システムが使用されている。スミヤバザル首都知事兼ウランバートル市長は、ソウル市の提供するソリューションをウランバートル市に導入することが可能であり、環境に優しい技術導入を進めると強調した。

ウランバートル市長は、ソウル市気候環境センターを訪問し、グリーン開発政策について意見交換した。




 韓国は二酸化炭素排出ゼロ政策を含む気候変動緩和政策をグリーン開発に関する法律制定により府レベルで推進する。韓国の人口は減少傾向にあるものの、世帯数は依然として増加している。これは、若者が自立して暮らすことが増え、それが二酸化炭素排出量の増加を伴うと、ソウル市気候環境政策局代表が述べ、ソウル市は環境基金と協力し、エコ技術の開発に対する資金提供を行うと伝えた。

 ウランバートル市長は、気候変動によって引き起こされる危機や自然災害の影響はウランバートル市も同じく、今後はソウル市と協力して環境に優しい技術やサービスの導入を推進したいと伝えた。