経済は7.4%成長する見込み

経済
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-03-19 15:47:12

(ウランバートル市、2025年3月19日、国営モンツァメ通信社)今年、モンゴルの経済は7.4%成長する見込みである。石炭の採掘は高い水準を維持し、オユトルゴイ鉱山の銅精鉱の生産が増加することで、鉱業部門の成長が加速する見込みである。農牧業部門はゾド(雪害)の影響から回復し、一方で、エネルギーやインフラの大規模なプロジェクトが進行し、投資が増加することで、鉱業以外の分野の成長を後押しする。

中期的に、プロジェクト建設が2026年まで継続し、経済成長を支えると期待されているが、2027年から外国需要の減少、投資の減少、貿易条件の悪化などが成長を下押しする可能性があるとされている。

さらに、インフレ率は今年を通じて目標を上回り、2026年の第2四半期から目標範囲内で安定する。国内の小麦、食肉、食肉製品の価格が上昇し、今後、食品インフレ率は上昇する。国内需要の増加とトゥグルグの為替レートの下落が、輸入品や国内製品の価格を押し上げ、全体的なインフレ率は今年を通じて二桁の水準を維持する。

来年から経済の活性化が徐々に鈍化し、政府の規制があるサービス料金の価格上昇の影響が解消されることで、インフレ率は2026年の第2四半期から目標範囲内で安定する。これには、天候の予測外の変動や企業の暖房・電気代の影響、メガプロジェクトの進行、予算の不確実性、為替レートの動向などが影響を与える可能性があるとモンゴル銀行が報じた。


今年の1月に、インフレ率は9.6%に達し、前月比0.6ポイント上昇した。経済の活発化や賃金の上昇に伴い、サービス、賃貸、輸入品の価格上昇が予想を上回った。電気代の上昇とその波及効果がインフレを押し上げ、消費者物価指数の410品目のうち、8%以上の価格上昇を見せた品目が増加し、全体の48%を占めた。


貿易は好調で、輸送は23.1%上昇した。国内需要の影響で、サービス業の他の分野も8%成長し、サービス業全体で経済成長の4.8ポイントを占めた。経済の活性化と輸入の増加に伴い、税収が改善され、製品に対する純税収が16.1%上昇し、成長が2ポイント支えられた。


石炭採掘が1億㌧に達し、オユトルゴイ鉱山の銅と金の生産が増加したことで、鉱業部門が10.8%成長した。一方、昨年は940万頭の家畜が死亡し、牧業は28.7%縮小した。