経済回廊、鉄道開発
経済13日、モンゴル・ロシア・中国経由鉄道輸送回廊開発に関する三国評議会がウランバートル市で開催された。
6月、ウズベキスタンのタシケントで行われたモンゴル・ロシア・中国3カ国の首脳個別会談では「経済回廊構築」に向けた行動計画案に署名し、それに向けた行動計画を審議した。また、鉄道開発に関する投資、協力の関心がある各企業を招待し、意見を聴取した。その中で、エルデネト・オボート線の鉄道を建設するノプテルン・レールバス社、ザミーンウーデ~二連市国境通過検問所ガス燃料移送・出荷施設建設、天然ガス・パイプライン建設に関心があるロシアのシボル社などが参加した。
来月20日、モンゴル・ロシア・中国三国の道路交通大臣がウランバートル市に集い、この評議会で合意された文書案に署名する予定。
経済回廊構築に向けた行動計画では、エルデネト鉱山からロシアへ鉄道で接続し、モンゴルの東西鉄道を建設する。さらに、東部県の鉄道は中国経由でロシアの港と結節し、モスクワ~北京線の高速鉄道をモンゴル経由で建設するなど8つの回廊整備案がある。2016~2020年政府公約にはエルデネト~オボート、ボグドハン迂回鉄道、フートゥ~ビチグト線の鉄道を実施する計画がある。経済回廊構築に向けた行動計画のリストに入った一部の事業を調査し、FS調査を作成する必要がある。また、既存の調査もある。これら事業は政府、民間企業またはコンセッション契約で実施する。さらに、資金調達先としてアジアインフラ銀行、上海協力機構開発銀行、シルクロード基金などとの会談を始めている。これら事業はモンゴルで経由輸送を開発する。ウランバートル鉄道で輸送する経由貨物が1000万㌧になると収入が2倍に増える。4000万㌧になるとエルデネト銅・モリブデン鉱床の収入と同等となる。8000万~9000万㌧になるとモンゴル最大鉱床オユトルゴイに匹敵するという。
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