「手ぶらで行ってもビジネスできる」サロンがオープン、日本進出にも貢献

経済
41@montsame.mn
2018-03-23 14:25:33
 静かな場所で集中して仕事がしたいときはないだろうか?そんな人に向けて最近のモンゴルでも浸透しつつある企業形態が、いわゆるシェア・オフィスだ。日本のビジネス・サロンをヒントに今年一月にオープンした会員制ビジネス・サロン“Type ”は、モンゴル人だけでなくモンゴルで事業をしようとする日本人にも門戸を広げている。ビジネスに必要な環境をすべて整えてくれる同サロンは、「若者が夢を見つける」「事業者同士のマッチング」を目的としており、オープン間もないながらすでにいくつかのビジネス・モデルが誕生しているという。「手ぶらで来ても仕事ができる」がコンセプトで、利用者も読書しに来る学生や集中して仕事をしたい社会人、起業について相談に来る人など、さまざだ。
創業者のラブジャーさん
 すでに、同サロンの紹介で出会った日本人事業家とモンゴル人技術者が協力して、カシミヤや皮革製品の日本進出が進んでいる。モンゴルの皮革製品は、他国の超高級ブランドと変わらないほどの高品質で、日本側のアドバイスで縫製などを見直しながら、より自信をもって薦められる商品づくりを研究している。また、同サロンで出会いIT企業を立ち上げようとしている若者も、順調に成功の道を歩んでいるという。「若者がモンゴルを変えないといけない」と目を輝かせながら語る創業者のS.ラブジャーさんは日本の高校と専門学校を卒業後、日本のホテルでの勤務を経て27歳の若さで単身、同い年の日本人実業家の戸田貴久さんと協力して、夢だったビジネス・サロンをオープンさせた。「小さなことでも夢があるなら形にすべき。起業してみたいけど、具体的に何をすればいいのかわからない人にはぜひ利用してほしい。日本人の皆さんと協力すれば、もっと可能性が広がるはず。ここからモンゴルを変える会社がたくさん出てほしい」と話す。
 
 “Type ”サロンは朝8時~夜11時まで年中無休、ワーク・スペース、インターネット、予約制の会議室のほか、プリンターやプロジェクターなども利用できる5回券が外国人料金5万トゥグルグ、1カ月12万トゥグルグで、外国人のみ初回利用料無料。利用者の希望に沿った起業アドバイスも受けられる。

フェイスブック:@typebusinesssalon

電話: 70002207 (モンゴル語)99712291(日本語可)