オユトルゴイ地下鉱山で地下破砕室稼働開始 モンゴル技術を世界に誇る

経済
naranchimeg199@gmail.com
2018-04-30 15:02:15
オユトルゴイの「アワラガ(チャンピオン)」と名付けた破砕室の稼働開始に当たり、テープが切られた。
 オープン式典にはSh.ラハムスレン建設・都市開発副大臣、オヨトルゴイ社アルモンダ・トレス社長、コッパ―・アンド・ダイヤモンド社のアルナウド・サイラト社長、ダヤン・コントラクト・マイニング社のB.バヤルツェンゲル副社長らが参列し、稼働開始を公にした。
 国内企業のダヤン・コントラクト・マイニング社は、スイミングプール5面分に相当する1万2800㎡の掘削作業を、15名の作業員で210日の間に無事に完了させた。コンベアの稼働開始以降、一日当たり鉱石4000㌧の運搬が可能になる。掘削が盛んに進んでいる現場からコンベア・ベルトの表面まで岩石を運搬する際に破砕する点が、第一破砕点だ。第一破砕機はスフバータル像と同じ高さ9㍍、重さはボーイング747機の重量に相当する300㌧にもなる。オユトルゴイ地下鉱山では現場を区分けした掘削法を実施しており、鉱石の落下による圧迫軽減のため、常に谷間の拡張を続けている。その際、専用の細いロープで固定したことで注目された。普通の固定用ロープ以外に、弧を描く形で固定する直径22ミリの太いケーブルを地下14メートルに設置した。Sh.ラハムスレン建設・都市開発副大臣は「こうして地下鉱山の掘削を無事に終え、建設作業員の安全を確保できるようになったことは、モンゴル技術者の能力を世界に示す誇らしいことだ。世界で3番目に入る大きな仕事だった」と述べた。
 掘削作業は昨年8月31日に開始し、地下鉱山におけるすべての作業は今年12月に完了予定だ。破砕機の設置工事は2019年1月に着工し、2020年6月20日から稼働予定だと、オユトルゴイ計画の関係者らは述べた。現在地下鉱山では一度に約400人が作業している。