エンフボルド国会議長、TIKA駐在員と会談
政治
M . エンフボルド国会議長は4 日、トルコ国際協力調整庁(TIKA)のヴェイセル・チフチェ駐ウランバートル市プロジェクト・コーディネーターを迎え、TIKAとの協力関係や実施事業等について意見交換した。冒頭で、エンフボルド議長は「1994年以降、TIKAはモンゴルで事業を開始し、その総額は約4000万米㌦に上る」と述べ、TIKAによる各事業は国民と子どもたちに向けていた、と強調して謝意を伝えた。さらに、議長は、18年は様々な面で両国関係にとって特別な年になることを強調した。
一方、チフチェ氏は会談への謝意を示すとともに、「TIKAはアルハンガイ県やボルガン県などの地方が直面している課題解決に向けた各事業を展開し、モンゴルの国づくりに寄与していることをうれしく思う」と語った。現在は、TIKAが食糧・農牧軽工業省と共同で畜産業における効率化、飼料作物の栽培、食肉輸出支援の一角として酪農業の開発等に関する各事業を手掛けているが、今後は「ビジネス開発センター」の開設とトルコ人指導員受入、同施設に基づく中小企業の振興と輸出志向製造業への支援を行いたいとの意向を示した。さらに、過去3年だけで事業件数はおよそ80件に増えたと、その拡大を強調し、計画より遅れている首都圏における家庭医院開設事業への協力を求めた。