政府が立場表明、オユトルゴイ巡る変化なし

経済
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2021-03-29 09:51:11

 ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相が英豪系資源大手リオ・ティント社のヤコブ・スタウショーン最高経営責任者(CEO)とテレビ会議を行ったと3月18日、内閣府が明らかにした。

 会議では、オユンエルデネ首相は、今年1月4日にリオ・ティントへ出した要請文を踏まえ、「政府ワーキンググループを率いる以上、国の立場に変化はない」との姿勢を改めて表明するとともに、ヒシゲー・ニャムバータル法・内務相とリオ・ティントのバータル・ボルド銅部門長による契約交渉が成立し、オユトルゴイ鉱山事業が互恵的になることを期待すると意気込んだ。

 スタウショーンCEOは「オユトルゴイ開発に係る新たな協力が始まろうとしている。モンゴルがこの事業を通じて、もっと恩を受けられるよう努力していきたい」との意向を改めて伝えた。

 この会議には、先方からはボルド銅部門長、スフバータル・ムンフスフ企画開発部部長、リオ・ティント・モンゴリア社のヘンチビシュ・アマルジャルガル副社長、モンゴル側からはオユンエルデネ首相のほか、ニャムバータル法・内務相、ビャンバジャブ・ガンバト内閣官房第一次官、バヤルサイハン・ソロンゴー内閣官房次官が出席した。