オユンエルデネ首相:ボアオ・アジアフォーラムでビデオ演説
政治
ボアオ・アジアフォーラ ムの2021年年次総会が4月19日、中国の海南省ボアオで開幕した。「世界の大変局:グローバルガバナンスの大事業で協力 『一帯一路』(the Belt and Road)のハーモニーを共に奏でよう」というテーマ下で開かれている同フォー ラムにロブサンナムスライ・ オユンエルデネ首相がビデオ演説した。
首相はボアオ・アジアフォーラムは地域の経済の安定的発展を満たす目標に両側の協力及び努力を確保する対話の重要なプラットフォームになっていると、強調した。さらに首相は中国が国連の持続可能な開発目標の貧困率削減目標に10年前に達成できたことを祝すると共に、貧困率削減に経済成長を持続的に増し、多様化と富の平等な配布の重 要性を強調した。コロナ禍は国間関係を非常に深いであることを、共同協力の意義が何よりであることの大切さを指摘し、モンゴル政府のコロナ対策及び措置に関して発表した。また、首相は「ビジョン 2050」長期国家開発計画で定義した、鉱山産業、農牧業、エネルギー、情報通信、観 光、輸送ロジスティクスなど優先開発分野での互恵のある協力促進及び地域の政治と経済関係に積極的に参加する意向を示した。ボアオ・アジアフォーラムの2021年年次総会は世界で今年初めてのオフライン会議を中心にして行なわれる大型国際会議になった。世界の60を超える国・地域の代表2600人と19ヶ国・地域のメディア160ヶ社の記者1200人余りが参加し、参加登録者数は4千人を超えた。
同フォーラムはスイスのダボスで開催されている世界の政治家・財界人・知識人が集まる国際会議(ダボス会議)を主催する世界経済フォーラムにならい、そのアジア版を目指し、中国政府の全面的支援を受けて構想され、2001年2月27日に正式に設立された。モンゴルは当初参加した日本やアジ アの26カ国の一国である。モンゴルは中国と外交関係樹立70周年の一環で、2019 年にモンゴルの外務省がボ アオ・アジアフォーラムと協力し「ウランバート小会議」をモンゴルで開催した 経緯がある。