「日本の国際協力とモンゴル・日本の協力関係」連続講座、開幕!

社会
bolormaa@montsame.gov.mn
2021-12-11 09:35:16

123日、国立大学・国際関係行政学部、在モンゴル日本大使館、JICAモンゴル事務所が共催し、モンゴル国立大学の学生を対象とした日本の近代化の研究6回連続講座(JICA Chair)の第1回目の講座が開催された。

これは、モンゴル国立大学国際関係 行政学部創立30周年、モンゴルJICA事務所設立25周年、来年に迎えるモンゴル・日本外交関係樹立50周年を記念し ての特別イベントで、モンゴルの発展やモンゴルと日本の関係強化を担う、 将来のモンゴルのリーダーを育成することを目的とするものだ。

今回は国際大学副学長の加藤宏教授が、「日本の国際協力とモンゴル・日本の協力関係」の演題でオンライン講 義を行った。講演会の冒頭に、小林弘之在モンゴル日本国特命全権大使が挨拶し、「皆さんは本日の講座を通じて、非西洋から初めて近代化を成し遂げた日本型の開発の知見と経験をよく理解し、モンゴルの繁栄と今後50年の両国関係を担うリーダーとして活躍してほしい」と期待を述べた。次に、田村えり子JICAモンゴル事務所長が講座の成功を願い、JICA制作のビデオ「JICAチャアinモンゴル及びJICA活動」について詳しく紹介した。

同講座では加藤教授が、「日本の国際協力には特自性があり、このような特徴は日本の歴史に由来する。日本の国際協力はアジア及び他地域で成果を上げ、モンゴルの開発にも貢献し、両国の親善を深めた。これを基盤にさらに発展させる必要がある」と結んだ。

講演終了後には、同大学国際関係行政学部の学生が次々と質問し、この講座への関心の高さを印象付けた。今後、20225月にわたり、モンゴル人の著名な日本人研究者による5回の連続講座の他、北岡伸一JICA理事長のオンラインによる特別講演等を予定している。