モ・日外交関係樹立50周年記念事業で、初会合 モンゴル側主催の「阿波踊り、よさこい踊り」など今後も調整

社会
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-02-04 13:49:46

新年を迎え、さっそく今年の モ・日外交関係樹立50周年記念イ ベントの初会合が、1月20日、徳島 県モンゴル総領事館の呼びかけで オンライン形式で行われた。  

   「阿波踊り、よさこい踊り」を8 月22日(月)、終日、スフバートル 広場で開催するという文化・芸能共 同フェステイバルの大掛かりなイベ ントの主な費用を負担し、実質的な実行委員長を務める同館の河内志郎 モンゴル総領事が、概要と計画内容 について説明し、モンゴルから参加 した国立芸術大学学長や実行メンバ ー、日本大使館の伊藤頼子広報班長 らが意見交換した。

    両国共通のテーマは、「これま での50年を振り返り、次の50年に 向けての礎・絆をつくる」もの で、特に“青少年交流年”の位置 づけがある。このため、青少年向 けテイーボール交流大会を、四国 4県で2月11日に開催し、最優秀な2 チームをモンゴルへ招待するとい う交流企画も挙げられた。具体的には、これらイベントの 日本の関係者や希望する観光者を 含めて、8月20日に総勢150名を徳 島阿波踊り空港からチャーター便を使ってモンゴルに送り込む(こ の3分の1は経済界の人)。一方、 モンゴルよりは同日、復路のチャ ーター便を利用して四国4県の観光を兼ねて「経済ファーラム」に参 加希望の100名ほどの旅行者(モンゴル中小企業団体、商工会議所会 員ら)を日本へ送りこむ。つまり両国でミヤット便を往復利用を可 能にする。イベントの内容では参 加型が特徴と強調され、現地スタ ッフの手腕に期待が寄せられた。 日本からは四国の特産物の販売や 飲食販売(日本一の讃岐のうどん やマグロの解体実演など)の話題 が出て盛り上がった。

    ここで最大の問題はコロナ禍での イベントが今後どのような状況を迎 えるかという、誰もが予測できない 事にある。河内総領事は、「現時点 では実行可が30%、実行不可が70% 」と推測しつつ、「実行できると信 じて全力投球するのみ」と力強い決 意を表明し、3月ごろを目途に決定し てはどうかと問うた。参加者一同も 同意し、今後、多くの困難を乗り越 えながらも、実行スタッフは軌道修 正や調整をしながら(5月まで決定の延期を要請する意向)進めていくこ とで合意した。

    別途、日本の衆議院議員のモンゴ ル表敬訪問の企画(林幹雄、衆議院日・モ友好議員連盟会長案)が浮上していると明かされた。実行できれ ば、モンゴルでも「経済フォーラム」を催したいと河内さん。これに 対し、日本大使館の伊藤さんは、「 すでに、同時期に日本の記念事業で 投資フォーラムが予定されている。 重ならないテーマで調整可能かどう か諮ってみる」と応じた。