モンゴル日本外交関係樹立50周年記念、外務副大臣の挨拶文

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-02-24 09:18:38

 皆様、モンゴル日本外交関係樹立50周年おめでとうございます。

 1972224日、モンゴル人民共和国と日本政府の間で外交関係を樹立する口上書が交わされることで両国間の本格的な関係と協力が始まったのです。

 モンゴルと日本の協力関係は1990年から急速に発展し、二国間関係のみならず、国際及び地域レベルでも成功裡に協力してきました。現在、日本はモンゴルの大切 な「第三」の隣国であり、共通の価値観を有する戦略的パートナー国になりました。

 日本政府と国民は我が国の民主化、市場経済へ移行初期から強力に支援してきました。海部俊樹元総理大臣が1991年に西洋・東洋の先進国の首脳よりいち早くモンゴルを訪問し、両国だけではなく国際舞台でモンゴル国の発展の新体制を支援していくことを表明されたことが、歴史に鮮明に記されています。それ以来、日本はモンゴルの発展を徹底的に支援し、信頼のあるバートナーの一員となったことに深く感謝しております。太陽橋をはじめ、太陽道路、日本モンゴル病院、ウランバートルの新国際空港等、日本国民の真心が込められた数多くの事業やプロジェクトがここで取り上げられることが出来ます。

 日本のボランティアや専門家がモンゴルに務めるとともに、将来を担う若者や公務員の育成に向けて教育や人材分野でも特別に支援が行われたきたことを、この場を借りて強調したいです。

 日本は、新型コロナウイルスの世界的大流行時でもモンゴルの新型コロナウイルス感染危機対応や保健分野の質向上、感染リスクの軽減に向けて支援をし続けています。

 我々は2016年に日本と経済連携協定を締結したことで、モンゴルと日本の経済関係の新たな段階がスタートし、今後は貿易、投資、経済関係の更なる拡大を確信しております。

 我が両国は2022年を「モンゴル日本青少年交流促進年」と位置付けており、両国関係の歴史的記念すべく周年である今年は、モンゴル日本国民の友好関係が一層強化され、子ども・若者がより親しみ合うよう願っています。

 これを機に、両国関係と協力促進に貴重な貢献をし下さった全ての方々に深く敬意を表するとともに心から感謝を申し上げ、モンゴル日本の「戦略的パートナーシップ」関係が益々繁栄するよう祈願いたします。

           外務副大臣

    バトスムベル・ムンフジン