国家最高賞「チンギスハーン勲章」を国立馬頭琴交響楽団に授与

政治
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-11-14 13:19:06

(ウランバートル市、2023年11月14日、モンツァメ通信社)偉大なるチンギスハーン生誕861周年と「モンゴル誇りデー」を記念し、本日、国立馬頭琴交響楽団に対する国家1級最高賞「チンギスハーン勲章」の授与式が政府庁舎で開催された。


授与式の冒頭、オフナー・フレルスフ大統領は、「モンゴル民族の誇りを象徴する国家最高賞『チンギスハーン勲章』は、モンゴルの独立、主権、国家統一の強化を目的とし、『モンゴル誇りデー』に合わせ、国際的にモンゴルの知名度を広めた人物・団体に贈られてきた。今年は、モンゴルの慣習、歴史的・文化的伝統を次世代に継承し、世界に広めるための貢献をしてきた国立フィルハーモニー交響楽団附属の国立馬頭琴交響楽団に授与する。たった2本の弦で全ての生き様を表現し、草原の国モンゴルの独特の伝統と文化を、天なるメロディーで全世界の人々の心を魅了した、モンゴル文化大使である国立馬頭琴交響楽団の皆さんの輝かしい大成功を祈る」と述べ、D.トゥブシンサイハン団長にメダルを授与した。



続いて、国立馬頭琴交響楽団首席指揮者、芸術功労者D.トゥブシンサイハン団長は、「馬頭琴は、モンゴル民族の遊牧歴史の中、大自然に広がる山、川、共生する生き物の動きを表現し、形作られてきた伝統芸術である。モンゴルの民主革命への社会移行期に同楽団設立に尽くしてきた馬頭琴芸術の三大神様として尊敬されるゴンボドルジ・ジャミャン氏、ツェンド・バトチョローン氏、ナツァグ・ジャンツァンノロブ氏のご努力に感謝したい。そのご活躍により、今日、私たちがこの栄光を享受していることは、議論の余地のない事実である。私たちは、そのモンゴルの歴史、文化を響きわたらせる馬頭琴芸術の誇りを継承し、敬意を持ち発展・普及の使命を貫いていく」と意気込みを語った。




同楽団は、1992年7月9日付閣議第123号により設立され、初公演が1993年4月16日に国立オペラ・バレエ劇場で開催された。31年間にわたり、国内で5000回以上、海外20ヶ国以上の舞台で600回以上の公園会を開催し、モンゴルの伝統遺産と歴史の海外普及に貢献してきた。