アキュムレータをリサイクルする初の工場が稼働

社会
l.mungunchimeg@montsame.gov.mn
2024-03-27 14:33:30

(ウランバートル市、2024年3月26日、国営モンツァメ通信社)3月26日、ナライハ区で、自動車の廃止された鉛硫酸電池を、人間健康や自然環境に与える悪影響の削減、消去、一時保管、回収、運送、リサイクルのための初の工場が稼働を開始した。


同工場は、現代の要件を満たせる全自動的かつ年間7000㌧または30万~40万個の無駄な鉛硫酸電池をリサイクルし、鉛は98%、硫酸溶液は98%、10種類の化学物質の解毒や浄化が可能となった。


「エルクトロケム・モンゴル」社が自己資産でモンゴル初のアキュムレータ・リサイクル工場を建設し稼働させ、75人の雇用を創出し、12億~18億トゥグルグを国家予算に徴収する予定である。




サムダン・ビャンバツォグト道路・運輸開発大臣が自然環境と社会の健全な活動のために設立された同工場の開所式に参加し、政府は自然環境に優しい技術や工場を政策で支持すると述べ、今後、無駄な鉛硫酸電池の回収と保管システムを構築する上で民間企業と協力したい意向を表したと道路・運輸開発省が報じた。


毎年、モンゴルで最低6250㌧または16万個の鉛硫酸電池が自然環境に廃棄されるという。


その1200㌧または3万個のアキュムレータは非標準的な方法で加工され、輸出される。これは全廃棄物の約19%を占める。残りの80%以上が自然環境に直接廃棄され、生活環境や公衆衛生に非常に悪影響を与えている。


車両のアキュムレータは勿論のこと、単3アルカリ乾電池1本でさえ20平方㍍の面積と400㍑の水を汚染する。