仏陀に供物を奉納する活動が開催

社会
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2024-05-24 15:50:11

(ウランバートル市、2024年5月24日、国営モンツァメ通信社)5月23日、モンゴルの仏教の中心地であるガンダンテグチレン寺院とウランバートルの各寺院、仏教センター、仏教方針に活動する各非政府組織と共通し、一般向けの文化活動を開催した。


同活動の一環として、スフバートル広場からガンダンデグチレン寺院まで「倫理を大切にしよう」スローガンに名誉のパレードが行われた。バトツァガーン寺の真正面の広場に到着した信仰者の行列は、仏陀に水を捧げ、献花の儀式で連続された。



ダシチョインボル寺のトゥブデンツェレン・ゲシェが、「初夏の正月15日は、お釈迦様が誕生し、長寿を得、81歳で涅槃に入られた日と信じられている。お釈迦様が2500年前に生きていたと伝言されてきたが、考古学的発見によれば、2900年前と見なされ、当時、火午年の初夏の正月15日に、現在のネパール国境に近いルンビンという場所でマハマヤ女王から誕生した。そして37歳でブッダガヤという場所で悟りを開いた。また、Zorchigdon (New air)という場所で2つの木の間、敷き布団を敷き、81歳の生涯を終えられた。その際に、頭を北に、顔を西に、右脇腹を下にして足を重ねられ、ライオンが身を横たえる形のように仏滅されたという。これについて、仏陀は『我が宗教は北から北に広がる。俺は、それを象徴して亡くなる』と仰せになられた。


北から北にと2回仰った意義は『インドの北にチベット、チベットの北にモンゴル』と解釈された。現に、仏教の聖典と呪文の儀式はモンゴルとチベットを組み合わせた状態で、最高潮に達し、発展されている。


仏教は、日本、韓国、ビルマ、タイに広まったかと言えば広まった。しかし、小乗仏教が主として普及された。大乗仏教の普及では呪文の儀式があまり少なかった。大乗仏教の呪文儀式が下位の三タントラで普及したが、最後の4番目のタントラは普及出来なかった。完全な儀式でチベット、モンゴル、中国に普及できたと考えられている。本日は、仏教徒の皆さんのブッダプルニマの日であるため、政府から宗教上の平和的な祭日として、全宗教の信仰者等が相互に調和することを象徴し、一般的な休日とした。当日、信仰者らは朝早くから仕事を整理し、恩恵を享受することに丸一日を捧げることが可能となった」と言述した。



「ジャブザンダンバ・ホタグト・センター」のTs.ダワーヒシグ・マネージャーが「国民皆に、ブッダ・プリニマのご挨拶を申し上げる。本日は、仏陀様を真似し、慈善活動を行う、浄化の祭りである。仏教方針に活動する各非政府組織とガンダン寺及び各寺院が協同し、ブッダ・プリニマの日を迎え、初夏の元旦8日から15日まで8日間、バトツァガーン寺の真正面の広場で活動を行う。一般に仏陀の誕生した、悟りを開いた、涅槃に入ったという3つの仏像で供物を奉納する、組織活動を宣伝するなど活動を行っている。書籍の販売や子供向けのプログラムによる公演を行ったりして、アルコールや娯楽がないこと及び悪行を我慢する1日としている」と言述した。







この日は、思いやりの心を養い、優しい言葉で話し合い、自分を犠牲にして他人の助けを忘れず、動物の命を奪い、嘘や悪行を我慢し、他の人に敬意を持って接し、善行の終わりのない功徳を祝う。

仏教の主な価値観は、道徳、倫理、慈善、カルマの教義などとなる。従い、当国の発展の柱の一つは、社会道徳の高揚と精神性の向上となる。ガンダン寺院に足を運び、水を捧げるよう呼びかけたのは、公共の慈善活動のためであった。慈善活動を強化する目標があると言える。