ロボットによる手術、来年から本格導入
社会(ウランバートル市、2024年10月04日、国営モンツァメ通信社)モンゴル国立がんセンターは、医療専門家向けにロボット支援手術のトレーニングを開始した。これにより、ロボット支援手術装置を用いて30種類以上の手術を行うことが可能になる。
医師たちは、トレーニングセンターで40〜50回の授業を受けた後、実際の手術を行うことができるようになる。実際の手術は2025年に行う予定で、トレーニングセンターが開設された。
ロボット支援手術は、人体の腹部に最小限の切開を施すことを目的とした、高精度で、手術部位を非常に明確に拡大して見ることができる技術である。医師の手の動きをロボットの手に伝えることで、高度な制御と安全性を確保した手術方法となっている。
医師や看護師は長時間立って手術を行っていたが、ロボット支援手術では医師が快適な部屋で椅子に座って手術を指揮することができる。これは現代的な進歩を遂げた手法である。患者には最小限の侵襲を与え、腹部に大きな傷を残さず、器具を使って3〜4箇所の小さな穴を開けて手術を行う。
内視鏡手術ではカメラ担当、助手、外科医など3〜4人が関与するが、ロボット支援手術では医師がカメラを操作し、まるで3〜4本の手を持っているかのように作業することができる。
B.ガンゾリグ、モンゴル国立がんセンター胸部外科責任医者は「ロボット支援手術は、精密な機器を用いて人体に安全かつ革新的な技術で高いレベルの手術を行うことを意味する。最新医療機器で、遠隔手術も可能である。韓国で製造されたこの機器には、50種類以上の手術を行うプログラムがインストールされている。つまり、1人の医師がこれらの手術を行うことができるということである」と語った。