臓器移植センターの建設工事が開始
政治(ウランバートル市、2024年10月10日、国営モンツァメ通信社)10月9日、 ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は、第一国立病院の臓器移植センターの建設工事が進行中である。8階建て、120床、1万8000平方㍍面積の15手術室と画像診断センターの工事状況を視察した。
オユンエルデネ首相は、2026年に実施されるこのプロジェクトの一環として、病院の建設と必要な治療サービス設備に1400億トゥグルグを投資する計画である述べた。
海外で臓器移植手術の費用は約3億〜4億5000万トゥグルグに達し、2023年、モンゴル人は海外での治療やサービスに約2億300万㌦を使ったことを指摘した。このプロジェクトが成功すれば、医療分野だけでなく、経済的にも外貨準備を保護し、国内での流通を促進する重要性があると強調した。
また、政府は2025年に予算投資を通じて全国で31の病院を運用開始する計画を進めている。今後は「早期発見診断2.0」として拡大し、最新の技術革新や人工知能を導入することで、地域開発の理念に基づき、地域診断および治療センターに特に注力することを表明した。
トグトモル・ムンフサイハン保健大臣は、臓器移植センターは、過去13年間にわたり肝臓、腎臓、骨髄、関節の移植手術を行って来たと述べた。現在、肝臓や腎臓の移植手術を受けた600人以上の患者がいる。このセンターの運用開始により、医療サービスの待機時間を短縮し、国民の命と健康を守る上で重要な役割を果たすことが期待されていると指摘した。また、国内で肺、心臓、膵臓の移植手術が可能となり、2011年から設計が進められ、連立政府の投資でこのセンターの建設が開始したことに感謝の意を表した。