ゲル地区を電気ヒーターとガス燃料に切り替える作業を継続
政治
(ウランバートル市、2025年5月1日、国営モンツァメ通信社)4月30日、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は、首都知事室が実施中の「ゲルと建物の断熱」プロジェクトの進捗状況を視察した。首相は、大気汚染と交通渋滞の緩和作業を暖かい季節に迅速に実施するよう指示した。
この枠で、オユンエルデネ首相は、ソンギノハイルハン区の第3ホローで60平方㍍の建物とゲルの断熱状態を視察した。
今年、緑地帯で3万軒の建物と2万軒のゲルを断熱する計画が立てられ、短期間に低コストで耐火性のある断熱方法を採用したモデルを作成するための調査が実施されている。
同ホローのD.バトバータル氏の住宅は、20mmのポリウレタン充填材を使用したアルミサイディングと10mmのエアロゲル断熱材で断熱され、熱損失を2分の1に削減した。更に、発泡スチロールと換気機能を持つ鉱ウールで断熱する方法も調査中であるという。上記の方法は、350万~530万トゥグルグの費用で実施できる。また、バトバータル氏の家に、外から冷たい空気を吸い込み、最大60度の温風を送るポンプが設置されている。
一方、D.バヤンバータル氏はゲルに住んでいる。ゲルの壁と屋根に鉱ウールとプラスチックサイディングが使用され、その結果、熱損失が3分の1に減少した。ゲルの壁、屋根、床の断熱に81万トゥグルグが使われた。そして、暖房はガスストーブで行うことに決めている。ストーブは2分で温まるため、必要に応じて暖房を切って節約することができる。ガスストーブの取扱説明書に従って使用することは簡単で、更に安全センサーが非常に良く機能しているため、心配はないと家族が話した。
オユンエルデネ首相は、電気ヒーターと全種類のガス燃料に切り替える準備が十分に進んでいると指摘した。そして、5月、6月、7月に作業を継続的に進めるよう指示した。