モンゴル、スイスから高効能のがん治療薬を導入へ
社会
(ウランバートル市、2025年5月1日、国営モンツァメ通信社)2025年5月より、モンゴルは乳がんおよび肺がんの治療に高い効果を示しているスイス製の新薬を導入する。
モンゴル保健省は、スイスの製薬会社「ホフマン・ラ・ロシュ(Hoffmann-La Roche)」社、ならびにモンゴルの企業「ケリー・マイニング(Kerry Mining)合同会社」と「モノス・トレード(Monos Trade)合同会社」との間で、相互理解に関する覚書を締結した。
この覚書に基づき、ホフマン・ラ・ロシュ社の先端的ながん治療薬である「フェスゴ(Phesgo)」、「カドサイラ(Kadcyla)」、「アレセンサ(Alecensa)」が、乳がんおよび肺がんの臨床治療に使用される。
これらの薬剤は、早期乳がんの患者や転移性腫瘍を持つ患者において優れた治療効果を上げており、手術後の化学療法においても回復の可能性を高める効果が期待されている。