来月から認定企業間の相互承認協定を開始
経済
(ウランバートル市、2025年5月27日、国営モンツァメ通信社)モンゴル税関総局と中国税関総局は、6月1日より『モンゴル・中国の認定企業相互承認協定』を正式に実施開始する。
同協定に基づき、両国の関税当局は相互に合意した内容に従って、相手国の認定企業が行う通関手続きに対して以下の優遇措置を適用する。具体的には:
・通関手続きを優先的に処理すること
・通関連絡担当者を任命して手続き中の問題を解決すること
・書類および貨物の検査を減らし、最小限に抑えること
つまり、両国の関税当局から付与された文字と数字で構成される「認定企業コード」(例:モンゴルの認定企業コード:MN1234567890、中国の認定企業コード:AEOCN1234567890)を相手国の輸入通関申告書の「送り主」欄に記載することで、これらの優遇措置を受けることができる。
同協定の実施により、両国間の貿易の流れが活発化し、通関手続きに要する時間やコストの削減が期待される。
モンゴル国税関総局は、2019年に中国および韓国の関税当局と認定企業相互承認協定に署名している。現在、世界では100カ国以上が同プログラムに参加しており、世界貿易の大部分は認定企業間で行われている。「関税認定企業プログラム」に関連する手続きは、モンゴル関税総局が制定した「貿易円滑化および安全基準を満たした企業に対する関税認定付与規則」により管理されている。