グローバル技術革新指標 1ランク後退の53位

経済
naranchimeg199@gmail.com
2018-07-30 17:39:27
 世界知的所有権機関(WIPO) が米コーネル大学、フランスの 経営大学院インシアード(INSEAD)などと共同で発表した技 術改革力に関する指数ランキン グ「グローバル・イノベーショ ン・インデックス(GII)2018 年度版」で、モンゴルは126カ 国・地域中53位(35.9点)だっ た。前年の52位から1ランク後 退した。
 モンゴルは、新技術開発及び 商業化が進められているが、起 業奨励策の不十分さや政治の不 透明性を原因に順位を後退させ られたものとみられる。また、 モンゴルは東南アジアに比べる と、中小企業に対して緩やかな 条件付き融資供与をしやすい環 境が整えているものの、新技術 の応用及び商業化に対する統一 政策や大学レベルでの研究開発 に欠ける、とされた。
 同インデックスで、効率の良 い人材養成の緊要性が明らかに された。 今年は、スイスは68.4点で1 位、オランダは2位(63.3点) 、スウェーデンは3位(63.1) で、アジアから唯一シンガポー ルは5位(59.8点)でトップ10 入りした。そのほかの順位は、 韓国が12位、日本が13位、中国 が17位であった。最下位はイエ メン。
 同ランキングは、WIPOが米コ ーネル大学やインシアードと 共に毎年発表しているもの。 世界126カ国・地域を対象に、 公共機関、人的資本と研究、イ ンフラ、市場要因、ビジネス環 境、知識・技術のアウトプッ ト、創造的なアウトプットの7 項目・79指標をそれぞれ点数化 し、技術革新を生む環境の整備 や技術革新実績の程度を評価し ている。