第4火力発電所の稼働率向上、ロシアからの輸入量は半減

社会
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2021-01-14 11:29:00

 第4火力発電所のターボチャージャー3号機改善事業が終了し、稼働率を89メガワット向上し、ロシアからの電力輸入量を半分に削減できた。これに従い、国内供給率は98%に伸びた。この89メガワットとは10県の県庁所在地を電力供給のほか、1万8000世帯、150住宅の暖房供給できる程度である。

 ターボチャージャー3号機を今月7日午後8時に中央送電網に接続してから123メガワットの全容量で作動していると、竣工式の際に火力発電所所長が述べた。モンゴルとロシア両国政府間協定により9300万米ドルで「第4火力発電所のターボチャージャー4台改善事業」の実施の結果、発電所の基本稼働能力は789メガワットになった。

モンゴル全国の火力発電所は一日2万5000㌧の石炭を燃焼しているが、第4火力発電所が単独で1万5000㌧を利用 している。この竣工式に、オフナー・フレルスフ首相をはじめと関係者らが参加し、事業に携わったロシアのウラル・タービンプラントの従業員一同に謝意を表明し「電力分野は国家安全と経済社会の持続可能な開発、国民の快適な生活環境を整備する経済の基本分野である。従って、電力分野に先立って開発し、国内需要を100%供給できるよう目指している。第4火力発電所の稼働率を89メガワット向上することで、中央部の基本システムの7割、ウランバートルの電力使用の65%をこの発電所が満たしている」と述べた。 ナンサル・タビンベフエネルギー大臣は「ロシアからおよそ250メガワットの電力を輸入していたのを半分に減らし、110メガワットにした。我々は100%国内供給を目指している。この一環でエルデネブレン水力発電所の入札をまもなく発表する。輸入電力に8割をオユトルゴイ鉱山が購入して いる。タワントルゴイ火力発電所が運転開始すれば、オユトルゴイの電力を国内で供給 できるよう設計図の作成を進めている」と述べた。