フィッチ・レーティングス、新国債を「B」と評価

経済
gombosuren0625@gmail.com
2021-06-30 13:22:14

 フィッチ・レーティングスがモンゴルのドル建てで発行される外貨建て長期債格付けを「B」としたと6月22日、ブルームバーグ・モンゴリアが伝えた。

 ブルーム・バーグが報じたところによると、政府が新国債を発行し、調達資金を2022 、23年に償還期限が迫っている国債に充てる模様だ。サンジャー・ムングンチメグ財務副大臣は、資金調達について「まだ出資者と協議中だ」としか言及せず、資金規模について言明を避けた。ブルームバーグによると、政府が21日に投資家説明会を開き、HSBC銀行、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、 野村ホールディングスが参加したという。

 一方、フィッチはモンゴルの信用格付けを「B」とし、その見通しを「ステー ブル」と据え置き、財政赤字の拡大と鉱山プロジェク トっと直接投資を遅延させてしまう国内政治の不安定化などの懸念材料が依然としてあるとした。

 今年第1四半期の対外政府債務は前年同期比で11億米㌦増の84億米㌦に膨らんだ。政府は高利のマザーライ債とチンギス債の借り換えのため、低利ノマド債発行に成功した。政府は22年12月にチンギス債、23年にゲレゲ債、24年にホラルダイ債、26年にノマ ド債を償還する。その上、新 型コロナウイルスのパンデミ ックで社会福祉支出も大幅に増えた。