「ロイ・チャップマン・アンドリュースがモンゴルに」写真展、開催!

カルチャー
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2021-10-15 10:20:11

 モンゴルの首都ウランバートル創立382周年記念を祝し、ウランバートル博物館とモンゴルアート・ギャラリーが共催して同ギ ャラリーで写真展を開催した。期間は今月の26日まで。 

 20世紀の初め、アメリカ人で「モンゴルのアンドリュース」と呼ばれるロイ・チャップマン・ アンドリュースが、アメリカ自然史博物館が行った中央アジア3番目のモンゴル遠征を先頭をきって実行した。その結果、古生物学、考古学、人類学などの分野で計り知れないほど重要性のある作品を生み出してきた。1919~1925年に、モンゴル国の伝統文化やありのままの暮らしぶりを写真に撮った珍しい作品を展示した。当時、これをモンゴルで初めて共催したのは文部科学省、ウランバートル博物館、古生物学博物館であった。 

 そして、今回の写真展はウランバートル博物館、モンゴルアート・ギャラリー、GAMMA写真エージェン シー、モンゴル恐竜研究所とが連携して「インディア ナ・ジョーンズとされるチ ャップマン・アンドリュースがモンゴルに/1919 ~1925年/」というタイト ルで開催している。 

 ウランバートル博物館の研究者G.オチルバヤル氏は「このたび展示されている作品は次の3種類に分けられている、まずは1919~1925年にロイ・ チャップマン・アンドリュースが先頭に立って中央アジアの2番目と3番目の遠征に関連する考古学、古生物学、恐竜の古代遺跡などなどの作品。2番目には100年前のモンゴル人の暮らしを撮った写真。3番目には 20世紀初頭のモンゴルの都市や寺院を撮った作品が展示されている。作品の60~70%が当時のモンゴル人の暮らしを表して いる」と語った。また、映画監督のB.バヤル氏は「2回目の展示作品を見に来ました。この展示会からは100年前のモンゴルの姿を見取る事ができるでしょう。ロイ・チャップマン・アンドリュース がモンゴルに4回来た時に、我が国の自然と暮らしを世界に紹介したことは本当に素晴らしいことだと思います。1920年頃の伝統的文化や暮らしぶりを知りたいならぜひ見に来てください」と述べた。画家D.バトナサン氏は「イフフレー(昔の首都)やモンゴルの国境地などの歴史を写真に撮ったのは当時の極めて重要な証拠になります。この作品から他の色々な作品が生み出さられるきっかけとなったのです。芸術家や研究者はこの写真展をぜひ見て欲しい」と呼び掛けた。 

 全125作品から成り立つ展示会は、ドゥンジンガラブ市場の南にあるモンゴルアート・ギャラリーで見ることができる。入場料は1万トゥグルグ。