オユトルゴイ・プロジェクトの 23億米ドルの負債帳消し

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-01-31 11:38:35

  1月25日、エルデネス・オユトルゴイ公社のナムスライ・ツェレンバト最高経営責任者とターコイズ・ヒル・リソーシズのルック・コルトン最高財務責任者らは、「債務と現在の未払残高の取消」意向書に署名した。その結果、オユトルゴイ・プロジェクトに対する、政府権益34%の負担総額23億米ドルの負債が取り消された。

  ちなみに、英豪系リオ・ティント社と加系ターコイズ・ヒル・リソース社は「オユトルゴイ」プロジェクトからモンゴルの権益を引き上げる5件提案の書簡を昨年12月13日に送った。同書簡には政府権益34%の負担総額23億米ドルの負債帳消し、2015年の坑内掘り開発及び資金調達計画(通称:ドバイ契約)の取り消し、オユトルゴイ坑内堀り事業への第3者の監査に対する容認、坑内掘り開発に係る2023年上半期までの超過費用の全額負担し、エルデネス・オユトルゴイ公社に追加負債を生じさせない、国内電力網の電力需給などを対象させていた。また、両側はオユトルゴイ開発を巡る仲裁を6 ヶ月延期し、対話により妥協することになった。