オユンエルデネ首相、トップ100社の幹部らと会談

政治
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2022-04-23 22:24:54

    4月19日、モンゴル商工会議 所でロブサンナムスライ・ オユンエルデネ首相、ボル ド・ジャブハラン財務大 臣、ドルゴルスレン・ソミ ヤバザル市長らがトップ100 社の幹部らと会談した。

政府は、2022年の国家予算の補正予算案を作成し、国会に提出する準備を進めている。首相は企業幹部らに補正予算案を紹介し、彼らの意見を聞いた。会談には、国会議員のバトトグトフ・チョイジ ルスレン国会議員、ロブサン ツェレン・エンフアムガラン 産業政策常任委員長兼教育科学大臣、アヨーシ・アリオン ザヤ労働社会福祉大臣、ロブ サン・ハルタル道路・運輸開発大臣、ベグズジャブ・ムン フバータル建設・都市開発大臣、ジャダンバ・エンフバヤル国家安全保障会議議長など の関係者が参加し、企業幹部 らの質疑に答えた。 首相は「皆さんのビジネスが モンゴルの経済と密接に関連している。したがって、社会に生じている問題点を共有し統合するのが大切。今回の補正予算案には3点の特徴がある。皆さんの立場に耳を傾け、現実に関連づけて検討するのが重要であ る。一つは価格上昇への対処である。もちろん、商品輸入を管理するのは不可能であるが、価 格上昇を抑える法律上の環境を整備し、急騰する燃料価格の安定化により、民間企業には大きな支えとなると期待している。

市場では燃料価格が1000トゥグルグ以上も上昇する状況 にある。政府はある程度介入し、一定の計画を作成するほか、モンゴル銀行の外貨準備を支援し、モンゴルへの外貨流入を増加させるための一連 の措置を講じた。また、春季 栽培に向けてソフトローンを 提供し、肉や小麦粉の生産者をサポートする。政府は総額 約1億米㌦の調達を目指しモ ンゴル銀行と協力している。 批判の声も少なくない。しかし、率直に言えば、危機に対 応しなければ、価格上昇に追いつかなくなる。特に燃料価 格が現在より1000トゥグルグ 以上値上がりすれば、インフ レは膨んでいくであろう。そのため、政府とモンゴル銀行 は金融政策を通じて食肉、小 麦粉、燃料に参加し、企業と協力することを決定した。 価格に関連し一連の措置が 講じられている。また、砂 糖、植物油、米の5%の関税 を免除すると提案している。 植物油の国内生産を希望する企業があれば、原材料の付加 価値税を免除する包括法案を提出する。そのほか、食糧不 足や長期的な不況に備え、モ ンゴルは独自の貯蔵施設と冬の温室の追加建設も重要だ。 政府は経済再生と国民生活向上を目的の総額10兆トゥグ ルグの取組の一環での低利貸付のギャップを予算化し、他 の財源を確保する準備ができている。例えば、冬の温室建 設の場合は低利貸付を、大型 食料倉庫の建設の場合は政府から保証と長期・低利の貸付 を提供する」と政府方針を説 明した。 企業の代表から次の意見が挙がった。

●投資と課税の快適環境の 整備

●地方での建設事業を実施し、雇用を増出すれば税金の納税の緩和対策

●納税者の知名度向上、輸 出企業の支援により、輸出を増やす

●外国人労働者の雇用増出

●公務員の定数を減らし、 一部の行政サービスを民間 に委託し、低コストで行う に関する問題解決など

●決算、為替レートに関連 し、自由特区の活動を活性 化し、ロジスティクスに関する問題解決等