新技術導入で 高品種野菜の栽培を支援する

経済
tserenlkham@montsame.gov.mn
2023-03-06 09:27:00

 2月27日、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル国会議長はモンゴル小売業者協会(MORA)の代表らと懇談した。冒頭、D.ナラントヤー協会会長はMORA会員主導の元、畜産・農業分野の「MORA- AgroPark」プロジェクトを開始する旨を伝えた。同プロジェクトの目的は、畜産家・農家との協力の元、日本の高度技術の導入を行い、ほ場作業効率を高めると共に、バリューチェーン開発により国内市場及び輸出品となる食料生産の向上に寄与するとされている。これに伴い、野菜・果実品種8種目と有機栽培用肥料の基礎研究が開始され、日本から選定された種子と肥料技術により野菜2種目が有望品種としてモンゴルの土壌に導入できる 事が確認されたと言う。また、同協会で冬季の温室使用増加と果物や野菜の価格削減のための研究も進めていると協会会長は述べた。

 MORA協会の理事らは国会議長に会談への感謝の意を表し、MORA協会と協力し、モンゴル産食品の日本輸出への関心を示した。日本の農業分野で実施されている新事業の1つに、農業や食料生産に中学生を巻き込むことで、子どもの内からの農作業 体験と環境意識の高い大人への成長が期待されていると紹介した後、モンゴルに高度な新技術を導入する事でオーガニック商品の生産向上と日本への輸出を主な目的として取り組んでいる事が紹介された。ザンダンシャタ ル国会議長は、モンゴルの農業分野で新技術導入と試作に率先して取り組んでいることに感謝し、モンゴルの土壌に高品質野菜種子を導入することへの支持が表明された。

 また、有機野菜栽培、食料供給を改善と輸出国になることが、モンゴルの最優先目標の1つであり、広大な国土を持つ国内農業の大きい可能性があると述べ、関連政府省庁へ指示するため調査等協力要請を書面で提出するよう求め、協力の意を表した。