電力不足、2024年から解消見込み

経済
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-04-29 13:19:46

オフナー・フレルスフ大統領がホブド県を訪れる際に、エルデネブレン水力発電所の建設現場を視察した。


視察団にバトトグトフ・チョイジルスレン・エネルギー大臣によるエネルギー供給の現状と将来の見通しについて発表があった。モンゴルは総エネルギー需要の80%を国内で生産し、残りをロシアと中国から輸入している。エネルギー消費者数が7~8%、国内エネルギー生産は6~7%増加する中、第4火力発電所、エルデネト火力発電所、ダルハン火力発電所の増設が終了し、稼働したことが、近年のピーク負荷を克服する上で重要な役割を果たしていると述べた。

 2022~2023年の冬ピーク負荷は1 4 7 6 メガワットに達した。来たる冬のピーク負荷を乗り切るため、ソンギノ火力発電のサブステーションに集電器を建設し、必要に応じ

て中国から電力を購入する交渉を開始する予定である。同時に、300メガワットの「ブーリルジュート発電所」が2024年に稼働する事で、同年からのエネルギー不足の回復が見込まれる。

 また、ホブド県エルデネブレン水力発電所完成により、100を超える恒久的な雇用が創出され、灌漑農業と自然観光の発展につながり、地電力不足、2024年から解消見込み

域住民の生活を支える多くのプラス効果がもたらす。西部地域のエネルギー消費量は年間1億6000万キロワット、うち40%がドゥルグヌ発電所で生産され、ロシアと中国から残りのエネルギーを購入するため、年間約200億トゥグルグが費やされる。



 エルデネブレン水力発電所の容量は90メガワット、年間3億6000万キロワットのエネルギーを生産する能力を持つ。同発電所が稼働することで、西部地域のエネルギー供給が十分に提供され、中部地域のエネルギーシステムを支えることが期待される。