バヤン・オルギー県:「異常気象に強い農業」プロジェクトを実施
社会(ウランバートル市、2024年9月3日、国営モンツァメ通信社)今年4月から国際機関「ADRAモンゴル」はバヤン・オルギ県で「「異常気象に強い農業」プロジェクトを実施している。
「異常気象に強い農業」プロジェクトは、36ヶ月間で実施され、ADRAジャパンとADRA香港の資金で進められている。さらに、管理や資源配分の改善、太陽光発電温室の活用による農業の効率化、そして気候に優しい農業の導入が挙げられる。これにより、バヤン・オルギ―県の農業の持続可能性が大きく向上する目的である。
同プロジェクトの枠内で、225世帯を対象とする。このうち、トブ・ウルギー郡から 135 世帯、サグサイとブガット郡から各 45 世帯が事業に参加する予定である。
ただし、初年度はバヤン・ウルギー中心部の75 世帯、ブガットとサグサイ郡の15世帯が対象となった。
同プロジェクトの一環として、現在 25 世帯に太陽熱温室を設置した。また、農家に野菜の種子提供とスキル習得の研修を行い、作物管理の改善に取り組むことで、農業の効率と成果を向上させる。
「異常気象に強い農業」プロジェクトの実施によって、農業成長期間が3~5か月延長されることで、農作物の生産がより持続可能になり、気候変動の影響を軽減できることが期待されている。これにより、地元農家の収入が安定し、持続可能な生計源が確保されるとともに食料安全保障の改善にもつながる