地方自治体の関与強化で子どもの権利向上を目指す
社会(ウランバートル市、2024年11月20日、国営モンツァメ通信社)モンゴルの総人口の37.1%は子どもであり、子どもたちの健康、教育、成長の機会において、都市と地方の間で依然として格差が存在していることが、国家統計委員会とユニセフが共同で実施した2023年の世帯社会指標調査で明らかになった。
具体的には、地方では3人に1人の子どもが就学前教育を受けることができていないという状況が見られる。また、予防接種や医療サービスにも格差があり、中央地域やウランバートル市では予防接種が順調に進んでいる一方で、バヤンウルギー県で子どもへの予防接種の実施状況が低いことが分かった。
このため、不平等を解消し、都市と地方の子どもたちに優しい環境を整え、子どもに関連する予算計画を改善し、社会分野への投資を増加させるために、政府事務局とユニセフが共同で「子どもの権利を保障するために地方自治体の関与とパートナーシップを強化する」討論会を開催した。