ベトナムとの汚職・職権乱用および薬物対策協力
政治
(ウランバートル市、2025年7月31日、国営モンツァメ通信社)7月29日、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相は、ベトナム社会主義共和国グエン・フイ・ティエン最高人民検察院検事総長と会談した。
外交、公用および一般旅券所持者をビザ要件から免除する政府間協定が2024年3月から発効して以降、往来が活発化し、2025年の最初の5ヵ月間でモンゴルからベトナムを訪れた人数は2万人に達し、前年同期比で64%増加した。
ベトナム社会主義共和国の800人を超える国民がモンゴルに在住している。グエン・フイ・ティエン総長は、今後も同国の国民がモンゴルで就労・生活するやさしい環境が引き続き整備されると期待していると述べた。また、両国の検察機関は、汚職や職権乱用犯罪、麻薬・薬物問題への対策分野において協力することで合意したことを、ザンダンシャタル首相に伝えた。さらに、2023年にモンゴル国大統領がベトナムを国賓訪問した際、両国の関係機関は「国境を越えた薬物関連犯罪対策に関する覚書」に署名しており、これは両国の法執行機関の協力を新たな段階へと引き上げる重要な一歩となったことが双方から言及された。
最高人民検察院検事総長は訪問の一環として、両国の検察機関は2026~2027年に実施する協力プログラムに署名した。今後、モンゴル政府は両国の協力関係を現代の潮流に沿って発展させ、新たな形態と内容で拡大し、特に法執行分野における連携強化に向けて全面的な支援する姿勢を首相が表明した。