Ulaanbaatar
石炭輸送量の増加で合意
経済
（ウランバートル市、2025年10月1日、国営モンツァメ通信社）モンゴルは過去、1日平均1500台の石炭輸送車を国境で通過させていたが、ニャムオソル・オチラル副首相とボルフー・デルゲルサイハン道路交通大臣は、ガンツモド・ガショ―ンソハイト国境検問所の現地視察中、この通過台数を2000〜2500台に増やすことで合意した。
両大臣は、中国内モンゴル自治区の人民政府幹部と会談し、国境通過の円滑化や自国側敷地の拡張、税関職員の増員、荷役効率の向上などで協力することで一致した。更に、AGV方式の自動コンテナターミナルを24時間稼働に切り替えるほか、一部の貨物輸入を認めることも検討された。
会談で、モンゴル政府が進める貿易拡大策や鉱産物、特に石炭の輸出増強策について意見交換が行われた。従来、石炭は取引所での売買が活発でなく、長期契約や低価格契約が中心であったが、政府の決定により輸出石炭の取引所経由割合は従来の8％から31％に拡大した。
これにより鉱業・鉱物資源税は約4倍に増加し、国家予算の歳入も押し上げられた。
