鉱物資源開発、投資家フォーラム 「ディスカバー・モンゴリア2018」を開催
経済鉱物資源開発に関する投資家フォーラム「ディスカバー・モンゴリア2018」が6日~7日に、シャングリ・ラ・ホテルで開催された。
鉱業・重工業省やモンゴル鉱業協会、モンゴル・ビジネス評議会の主催による。
「ディスカバー・モンゴリア」は、事業者と投資家の相互理解及び協力的対話をさらに増進させることを目的に毎年開催されている。16回目となる今年は、政府機関や国際金融機関、鉱業事業者、投資ファンド、銀行、個人投資家、研究者など25カ国からおよそ600名の代表が出席し、モンゴル鉱業セクターのメリットやその開発可能性、直面する課題等について議論した。
開会式で、ドルゴルスレン・スミヤバザル鉱業・重工業大臣は、モンゴル鉱業セクターの現状、タワントルゴイ鉱山とオユトルゴイ鉱床に関する方針、探査事業、資源加工に関する方針、地域統合に対する政府見解やインフラ開発、今後の取り組みについて「モンゴル経済の重点分野の振興を図る」をテーマにスピーチし、「鉱業所轄の大臣として、投資家にとって開放的で、透明かつ明確な法規体制のある鉱業分野を目指して日々取り組んでいる」と述べた。また、鉱物資源の違法採取対策を一層強化させていく考えを示し、エルデネス・タワントルゴイ公社の新規株式公開による調達資金を総額およそ50億米㌦を必要とする10件の開発事業に充てること、資源収入のマネジメント改善を図る上で「国家資源基金」を新設することを明らかにした。