ステーブルコインやトークン化された貯蓄制度の導入が重要

経済
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2025-10-17 09:57:21

(ウランバートル市、2025年10月17日、国営モンツァメ通信社)モンゴル銀行は、決済システム評議会の定例会議を開催し、銀行や決済システム関係者、フィンテック企業、行政機関、法律事務所の代表者らが出席した。


会議の冒頭で、モンゴル銀行が来年度の国家決済システムにおける法制度改正および行動計画を説明し、出席者からの意見や要望を受け付け、円卓会議形式で意見交換を行った。


E.アナール・モンゴル銀行決済局局長は「ドイツ・フランクフルト市で開催された銀行・金融部門の国際会議「SIBOS2025」において、世界の主要国および国際金融機関は、ブロックチェーン技術を基盤としたデジタルウォレット、ステーブルコイン、トークン化された貯蓄、そしてそれらに基づく国境を越えた決済手段の導入について議論を行った。モンゴルもこのような世界的潮流に遅れを取らず、ステーブルコインやトークン化された貯蓄の導入に向けた試験的取り組みが必要である」と述べた。  


2026年度政府金融政策基本方針案に「新商品・サービスを促進し、ステーブルコインを決済手段として活用する可能性を検討する」と明記されている。従って、世界における決済および金融市場の動向、モンゴルにおけるステーブルコインとトークン化された貯蓄の導入可能性について意見交換が行われた。