「Mongolian Noble Fibre」 国際カシミヤフォーラム開催

経済
manduhai@montsame.gov.mn
2019-10-25 10:17:44

 モンゴル政府の2016年~2020年度事業計画の基本目標の一つとなる「モンゴル国の持続可能な開発概念」では工業に先端技術、機械、設備、イノベーションによる開発促進を課題にし、その目標達成に向けて「三本柱の開発政策」、「産業化21:100国家事業」、「カシミヤ事業」、「モンゴル輸出事業」の主要政策を政府が推進している。

 その一つである「カシミヤ事業」では、カシミヤ加工のレベルアップ、最終製品の生産、輸出促進に向けて投資支援、必要な技術を定着させ、さらにモンゴルカシミの色、繊維質を重視しながら種類を増やし、「Mongolian Noble Fibre」(MNF)トレードマークの製品促進、国際的に地位確定、健康と自然環境に無害で、品質基準を満たした製品の持続可能な生産に注力している。「カシミヤ事業」実施結果の一つは10月24日開催の 「Mongolian Noble Fibre」国際カシミヤフォーラムの際に品質トレードマークの「Mongolian Noble Fibre」が発表された。

 モンゴルでは軽工業発足85周年を記念し、世界のカシミヤ原毛大手輸出国として「カシミヤ国際博覧会」を初めてウランバートルで開催しているのが特徴である。フォーラムはモンゴルの食糧・農牧業・ 軽工業、アジア開発銀行(ADB)の「農牧業・地方開発事業」、TA8360MON:「農産物の付加価値化の支援」という技術支援事業、「モンゴルカシミヤ・ウール連盟」により共催されている。フォーラムでは、「MNF」トレードマーク付きの商品展、国際フォーラム、商談会が行われ、世界的ブランドメーカーの代表、モンゴル駐在各国大使館、国内生産者、政府と非政府組織、国際プロジェクト、事業の代表らが参加している。