「全国汚職対策会議2021」が開催

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2021-12-09 10:46:42

 


オユンエルデネ首相「公務員の贅沢を監視する」

129日は「国際汚職防止デー」。当日を迎え、8日、「全国汚職対策会議―2021」がシャングリラホテルで開催された。ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は冒頭のスピーチで、「モンゴル国の汚職インデックスは35点であり、世界の国々の中で111番にランクしている。これはとても残念な結果である。汚職・腐敗は政府に対する不信感を促す。また、汚職・腐敗は国民に提供する行政サービスの意味及び対価の低下、国内・国外の投資家の疑念を招く。汚職との闘いは、それを作り上げる社会的基盤や条件を徹底的に破壊することから始まる。そのため、汚職に関わった公務員を罰する政策を強化し、そのような経歴を持つ人材を再び公共の任務に着くことを禁ずる法的装置を導入する。また、彼らの収入や立場を超えた贅沢な生活をすることに疑念し、監視する取組みを念頭に置くことが重要である。所得税申告書においても減税に合わせ更新するシステムを活用すべきである」と汚職対策に全面的に取組むことを強調した。

汚職・腐敗事件は増加傾向

Z.ダシダワー汚職対策庁長は「汚職・腐敗事件に関する検出及び調査能力が年々向上しているため、発見件数が増加傾向にある2007年から2016年まで、年間平均200件の事件が検出されていたが、過去3年間で、その数は6.5倍の1,300件まで増加した。特に、2019年には113億トゥグルグ、2020年には356億トゥグルグ、2021年には962億トゥグルグを補償した。」と述べた。

 

当日、「全国汚職対策会議―2021」と同時進行で、汚職対策庁「オンライン・ビジネス・センター」プロジェクトの一環として、個人および企業向けのオンライン・ライセンス・サービスの強化会議がブルースカイホテルで開催される。また、「少女と女性に対する暴力状況に関する分析」プレゼンテーションをレム・アルサレム国連特任研究員が、国連モンゴル事務所で発表する。